誰しもシートサイズの紙やすりを1度は使ったことがあるのではないでしょうか?
シートサイズの紙やすりはホームセンターでも簡単に手に入りますし、小学校の図工の授業でも採用されているくらい一般的に使われている研磨材なのです。
そんな紙やすりですが、実はメーカーが異なっていても寸法は大体同じことが多いのです。
一体なぜなのでしょうか?
いつも使っているけれど、その理由は案外知らないものですよね。
今回は意外と知られていない紙やすりのサイズについてご説明いたします。
1. 紙やすりのサイズは何mm×何mm?
シートサイズの紙やすりの寸法は230mm×280mmです。
一般的なA4のコピー用紙のサイズは210mm×297mmですので、それよりも少し横に長く縦に短い形状となります。
この独特なサイズは一体どこから来ているのでしょうか?
2. 紙やすりのサイズには規格があるって本当?
実は紙やすりのサイズは、正確にJISに定められています。
JIS R6252の研磨紙の“5.寸法及び寸法許容差”によると、シートでは230mm×280mm以外にも6種類のサイズが定義されているのです。
また、幅、長さともに公差±3mmと細かく決められています。
参照:https://kikakurui.com/r6/R6252-2006-01.html
このJIS R6252は研磨紙独自の規格ですので、コピー用紙をはじめとする一般的な紙の寸法規格と異なるのです。
それにしても、230mm×280mmとは少々中途半端な数字に見えてしまいます。
切りの良い250mmでも良かったのではないか、そう感じませんか?
しかし、これにも歴史的な理由があるのです。
以前は、紙やすりのサイズをヤード・ポンド法のinch(インチ)という単位を使って、9inch×11inchと定義していたのです。
その後メートル法への移行に伴い、現在の230mm×280mmというサイズに変換されました。
確かに1inchは25.4mmですので、9inch×11inchをメートル法に直すと、228.6mm×279.4mmとなります。 これがシートサイズの紙やすりの寸法230mm×280mmの由来なのです。
今回は知っているようで知らない研磨材の豆知識をご紹介しました。
研磨材の寸法に規格があるなんて驚いた方も多いのではないでしょうか?
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